軽水風穴探索②
前回のつづき
4.5kmほど精進口登山道を歩き軽水林道と合流。
軽水風穴まであと少し、というところで
薫氏、痛恨のミスに気づく!
普段探索ではスーパー地形という
地理オタクにはおなじみの
カシミール3Dというソフトを制作された方が作っているアプリを使っています。
非常に多機能で素晴らしいアプリで、
これに位置情報をあらかじめ入れておいて探索することが多いんですが
そういや今回ポイントをマークしてくるのを忘れてたわ〜
とこのタイミングで思い出したわけです。
樹海のこの辺りはDocomo以外携帯が圏外でネットがほぼ使えないのでございます。
あっ、…頂いてたGPS情報(webマップのリンク)がチェックできねえ…
電波が入るとこを探すにも、割と移動が必要そうだしそもそもめんどくさい(爆)
しばしその場で10分ほど悩む…
しかし神は私を見捨てなかった…
なんと、そこにまさかのトレッキングのおじさんが登場!
イケおじ「こんにちは、トレッキング?」
薫「こんにちは、洞窟を探してるんです。」
イケおじ「この雪の中で?」
おっしゃる通りである。
気さくな方で色々教えてくれたが残念ながら軽水風穴についてはご存知ないとのこと。
残念ですが、おじさんとはさよならをしました。
しかし、ここでへこたれる薫ではないのである!
オフラインの地形図はあらかじめインストールしてある。
時間もある。
ならば自分の足で探すまで!
よし!探すぞ!
むり^q^
ただでさえ歩きにくく方向を見失いやすい青木ヶ原樹海。
雪のせいでより一層レベルアップしております。
なだらかな雪原に見えるけど
そのすぐ下は入り組んだ岩と木の根のオンパレードであり
隙間だらけなので3歩ごとくらいに転けます。
無作為に探していては時間が無くなるどころか、
思わぬ窪地に滑り落ちたりして危険と判断。
素直に電波が入る場所を探すことに。
雪が積もる林道でスマホを天高く掲げ歩く奇妙な男の姿がそこにはあった…
つづく